お受験の噂話

お受験なんてかわいそう?親のエゴ?お受験することを伝えた時の周囲の反応への対応!

勉強

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「お受験はかわいそう」なのか?

私は公立育ちの普通のワーママだったので、周囲にお受験経験者もこれからする人も少ない環境でした。そのため、自ら積極的に「娘がお受験する」とは周囲に伝えませんでした。当初、私自身も未就学児を長時間机に向かわせたり、緊張する面接の場に臨ませたりすることには抵抗がありました。

就学児自身にお受験に対するモチベーションはありません。お受験はほとんど親のエゴだと思います。

でも、お受験生活を送ってみてわかったことは、お受験を通して得られることは多く、それは子どもにとっても有意義で楽しいことがたくさんあるということです。そのため、今では「お受験かわいそう」とは決して思っていません。具体的に良かったと思っていることをまとめてみます。

お受験を通して得たこと

ポイント

〇机に向かう習慣がついた

⇒小学校入学前にこの習慣がついたことは大きな収穫!

〇季節の行事を大事にするようになった

⇒季節感は、子どもの感性や観察力を育むことにつながります。お受験ではパーパー試験や面接で季節感を問われる場面は多くあります。お受験を意識してからは、春はお花見、夏は花火に海水浴、秋はお月見にお芋掘り、冬はクリスマスにおせち料理と、季節の行事を家族で楽しむようになりました。

〇体験的な学びを意識するようになった

⇒ミュージカルに行って生の歌声やダンスに触れる、乳しぼりをする、野菜の収穫をする、科学館や博物館に行く等、たくさんの実体験を積みました。私立小学校の多くは「本物に触れること=実体験」を大事にしています。そのため家庭の教育方針としても、机上だけでなく体験から学ぶことを大事にしている姿勢を見せることはとっても大切です。

〇家族の一体感が生まれた

⇒お受験は子どもだけではなく、家族全員で臨む試験です。お受験がなければ、「我が家の教育方針」について考えたり、意見をぶつけあったりすることはなかったことでしょう。

〇お手伝いをさせる&するようになった

⇒子どもにお手伝いをさせるのって、正直時間もかかりますし手間ですよね。でも、お手伝いをさせることによって家族の一員としての意識が芽生えたり、自立心につながったりと、良いことはたくさんあります。お米を研ぐ、野菜を切る、雑巾がけ、窓ふき等、いろいろさせました。子どもが予想以上に嬉しそうに取り組んでいたのが印象的です!

chako
幼児教室を通して素敵なお母様方に出会えたのも良かったことの一つです!一昔前の熱血教育ママ(古い?)タイプの方は少なく、皆さん子どもに対してしっかり向き合っている素敵ママでしたよ。

周囲のネガティブな反応にどう対応したら良いか

お受験の最初の山場は年長の夏期講習ではないでしょうか。その時期はどうしても仕事を早退遅刻したり休まなければならないことも多くありました。そのため、私は職場の近しい人には娘のお受験のことを伝えていました。

さて、子どものお受験を伝えた時の反応として多いのが「(まだ小さいのに)かわいそう」というものです。今なら上手に受け流せますが、当初は私自身も「そうなのかな?」と心が乱されることがありました。でも、自分の中で考えを整理できてからは周囲にどう言われても何も思わなくなりました。

「かわいそう」と言う人でお受験を経験している人はいない

あくまで私の周囲に限ったことですが、「かわいそう」と言う人で自身がお受験経験者だったり、子どものお受験を経験している人はいませんでした。つまり、完全なイメージで「かわいそう」と言っているだけですね。逆に、経験者からはネガティブは声は聞こえず、「がんばって」と応援してくれる方が多かったです。

「公立で充分なのにどうして?」は個人の価値観の問題

「公立で充分」というのは個人の価値観です。私立小学校の良さは、明確な教育方針のもと、恵まれた環境の中で過ごせることです。真正面から議論しても正解があるものではないので、「見学しに行ったら親子で気に入った学校が見つかったから、上手くいくかわからないけどやってみることにした」等と答えていました。

なぜか「お金かかるよ、大丈夫?」という人

単純な興味本位で懐事情を探っているだけのことが多いので、受け流しましょう。

親族からの本気の「大丈夫なの?」に対するアンサー

一番困るのが、親族が本気で子どもを心配して発する「大丈夫なの?」「かわいそうじゃない?」ではないでしょうか。この場合も、言っている本人はお受験経験者ではない場合がほとんどではないでしょうか。「小さい子どもを長時間机に向かわせて精神的に追い詰める」イメージから心配していることがほとんどなので、お受験が単なるペーパー試験ではないことや、魅力的な私立小学校の情報をきちんと伝えましょう。本気で子どものことを考えている人なら最終的には応援してもらえると思います。

幼稚園や保育園の先生に伝えるかどうか。

我が家は保育園に通っていましたが、担任の先生には年長になる少し前くらいに伝えました。個人の幼児教室へ通うようになってから、週に1日は平日の午後を休むようになったためです。先生としてもどうしたのか心配になるでしょうし、年長の夏期講習以降はさらに休んだり早退したりが多くなることはわかっていたので、早めにお伝えした方が良いと判断しました。保育園ということもあり、ほとんどお受験する人がいない環境でしたが、先生は笑顔で「がんばってください」とおっしゃってくださいました。

お受験する旨を伝えると、当然結果も伝えなければならないので残念な結果になった場合少し気まずいかもしれませんが、日ごろ特にお世話になっている人達に対しては「伝えておいた方が良いかな」と言うのが私の意見です。

chako
もちろん、良い結果になった時には一緒に喜んでもらえますしね!

最後に

周囲の人の言葉に戸惑ったり疑問を感じたり、心を乱されることも多くあると思いますが、本当に子どものことを考えてくれている人の意見にだけ耳を傾ければ良いというのが私の意見です。

親の心のブレは子どもにも伝わってしまいます。冒頭でも記載したとおり、お受験から得られることもたくさんありますし、「子どもに幸せになって欲しい」「心身ともに満たされ豊かな人生を歩んで欲しい」という子どもに対しての思いがあれば、間違った方向には行かないのではないでしょうか。受験することに決めたなら、その道を信じて突き進むのが吉だと思います。

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chako

都内在住、2023年秋に娘の小学校受験を終えたママです。 民間企業において採用担当者として延べ1,000人以上の学生さんの面接を経験しています。この経験はお受験においても大いに役立ちました。 早生まれ&保育園のマイペース女児のお受験を経験し、事前に知っていれば「もっと楽だった」と思うことがたくさんありました。 これから小学校受験を迎える方にとって少しでも有益な情報をお伝えできればと思います。

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