願書

願書の書き方を徹底解説!いつから準備したら良いの?想いが伝わる願書とは!?

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願書の提出時期は9月~10月がピーク!

都内の私立小学校の場合、願書の提出時期は9月~10月初旬までが最も多いです!そのため、7月までには素案を作ってお教室の先生の添削を受け、8月には完成させておくことをおススメします!

出願についてはインターネットで完結しますが、願書については手書きのものを別途郵送という学校が多く、正直大変です。手書きで文字を書くという行為自体が現代社会ではほとんどないですよね。

願書は就職活動におけるエントリーシートそのもの。決められた文字数と形式の中でどれだけ想いを伝えられるかがポイントです。

ご夫婦で相談して骨格だけでも早めに作っておくことをおススメします!

願書ってどんなことを書くの?

具体的に、願書にはどんなことを書くのでしょうか?もちろん学校によって異なりますが、ベースとなるのは「志望理由」「教育方針」「子どもの特性(長所と短所)」の3点です。

志望理由は学校ごとにカスタマイズする必要がありますが、ベースとなる考え方は変わらないはずなので、基本の「型」を作っておくとどんな学校にも応用できてスムーズですよ。

まずは「志望理由」の書き方について!

まずは第一志望校を想定して志望理由を作ってみましょう!

冒頭に「教育に対して期待することや大切にしたいこと」続いて「そのために家庭で取り組んでいること」その上で「志望校を志望するに至った理由」、最後に「まとめ」で完成です!わかりにくいかと思いますので、具体的な文例を使って解説します。

参考

【冒頭】

私どもが初等教育に対して期待することは、自分の頭で考え、論理的な判断力を養い、周囲と協働しながら課題解決に取り組む経験をして欲しいということです。

【家庭で取り組んでいること】

知的探求心が旺盛な娘(or息子)は、科学的な事象への興味関心が高く、図鑑を読んだり科学館や博物館へ行くことが大好きです。最近は〇〇について質問を受けることが多かったため、家族で〇〇博物館へ行き、〇〇についての展示を見て理解を深めました。日ごろからアンテナを高く張り、娘(or息子)の興味を合わせた教育の機会を持つようにして参りました。

【志望校を志望するに至った理由】

貴校の学校説明会に参加し、貴校が子どもの自主性を重視し、特に〇〇の教科において〇〇な授業を行っていることや、多様な宿泊学習の機会を設け、周囲と協働して何かをやり遂げる経験を大事にしている点に感銘を受けました。

【まとめ】

娘(or息子)には、新しい解決策を自ら創造することのできる人間として、社会に貢献していって欲しいと考えています。これは、〇〇な教育を実施している御校においてしか実現できないのではないかと考え、志望いたしました。

基本の型は☝のようにし、「その子らしさ」や「家庭らしさ」を出せると良いですね。父親(or母親)の母校の場合には、どうして母校に子どもを入学させたいと考えたのかを志望理由に盛り込むと良いと思います!

「教育方針」の書き方について!

志望理由より差が出やすいのが「教育方針」かと思います。正解不正解はなく、どんなことを書いても間違いではないので難しいですよね。「どんな人間になって欲しいか」というゴールを決めて「そのために普段からこんなことに気を付けて生活しています」ということが書ければ良いと思います。

参考までに、「思いやりのある人間になって欲しい」という場合の教育方針について文例を記載します。

参考

【どんな人間になって欲しいか】

娘(or息子)には、思いやりのある優しい人間に成長して欲しいと思っています。

【そのために気を付けていること】

そのために、「自分から『ありがとう』と『ごめんね』を言うこと、自分がされて嫌なことは相手にしないこと」を折に触れて伝えてきました。

恥ずかしがり屋で自分から言葉にして伝えることが苦手だった娘(or息子)も、今では積極的にお友達や周囲の大人に対して自分の気持ちを伝えられるようになってきました。

最近では、商業施設のお手洗いを利用した際に、清掃の方に自分から「ありがとうございます」と伝えていて、成長を実感しました。

家庭の中においても自分を中心に考えるのではなく、家族の一員としてお互いを思いやり、優しい気持ちで接することの大切さを意識して伝えるようにしています。

【まとめ】

これからも、社会の中に生きる一人の人間としての大事な部分を大切に育んでいきたいと考えています。

少しフワッとした印象かもしれませんが、その家庭ならではの具体的なエピソードを充実させて訴求力のある教育方針に仕上げると良いと思います!

「子どもの特性」の書き方について!

「子どもの特性」や「長所と短所」については、どんな子どもなのか読み手のイメージが膨らむように書くと良いと思います。

まずは長所としてどんな所をアピールしたいのか決めましょう。「明るく元気な所」なのか「思慮深くよく考える所」なのかによって表現の仕方は大きく変わってきますね。「明るく元気」をアピールしたいのであれば、短所は「時々TPOを忘れてしまうことがある」など、長所の裏返しになるように書きましょう。「思慮深くよく考える」が長所であれば、短所は「瞬発力が求められる場面に苦手意識がある」などですね。

「明るく元気」を長所とした場合の文例を記載します。

参考

【長所】

娘(or息子)の良い所は、明るく元気で誰とでもすぐに打ち解けられるところです。保育園には年度の途中に入園してくるお友達が毎年数名いますが、いつも娘が一番にお友達になると先生からうかがっています。人のお世話をすることも好きなようで、新しいお友達にすすんで園のルールをお話したり、施設内を案内したりしているようです。

【短所】

一方で、お友達と一緒にいると楽しくてつい時と場所を忘れてしまうことがあります。例えば、電車の中ではしゃぎ過ぎてしまうといったことが時々起こります。そのような場合には、すぐにその場で娘(or息子)に公共の場所でのルールについて確認し、場所をわきまえる事について教えているところです。

☝のように、短所に対してどのように対応しているかまで書くと良いと思います!

まとめ

以上、願書で書くことの多い「志望理由」「教育方針」「子どもの特性」の書き方についてご紹介しました。あらかじめ「型」をつくっておくと応用できて本当に楽です!

ちなみに、ボールペンは0.7㎜がおすすめです。もう少し細い方が書きやすいという方は0.5㎜でも♪

仕事でも愛用してきた安くて書きやすいジェットストリームはおすすめです!

chako
志望理由や教育方針はご夫婦での擦り合わせも忘れずに♪
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chako

都内在住、2023年秋に娘の小学校受験を終えたママです。 民間企業において採用担当者として延べ1,000人以上の学生さんの面接を経験しています。この経験はお受験においても大いに役立ちました。 早生まれ&保育園のマイペース女児のお受験を経験し、事前に知っていれば「もっと楽だった」と思うことがたくさんありました。 これから小学校受験を迎える方にとって少しでも有益な情報をお伝えできればと思います。

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