※この記事にはPRが含まれています。
お受験において面接はとっても大切!!
小学校受験では、ほとんどの学校で両親のみ、または親子揃っての面接が行われます。
学校としては、事前に家庭の雰囲気や教育方針、志望理由について確認しておきたいところでしょう。志望理由等は願書にも書く機会はありますが、やはり両親との直接のコミュニケーションによって学校の考えと合うかどうか、入学後のミスマッチにつながらないかどうか確認することは、とても意義のあることだと思います。
さて、そんな大事な面接を父親(または母親)が欠席しなければならないと分かった時、非常に焦りますよね。面接日は、事前に希望を聞いたうえで調整していただける学校もありますが、学校から日時の通知があり、基本的には変更を受け付けないというパターンも多くあります。
我が家も志望度の高い学校においてどうしても父親の都合がつかず、大変慌ててしてしまったので、どのように対応すればよいのかご紹介したいと思います。
まずは幼児教室の先生に相談!
学校から日時の通知がきたら、まずは幼児教室の先生に日時を伝えるとともに、父親(または母親)の都合がつかない旨を伝えます。
すると、「その学校であれば相談して変更してもらえるかもしれない」「その学校は一切変更してもらえない」「その学校は変更してもらえても厳しい結果になることが多い」等、先生の経験に基づく感触を教えていただけます。幼児教室の先生から「基本的には片方の親しか出席できなかった学校は、厳しい結果になることが多い」と聞き、絶望感でいっぱいになりました。

欠席者本人が学校に電話をかける!
幼児教室の先生への相談が終わったら、まずは学校へ電話をしましょう。その際大事なのは、誠意を伝えるためにも欠席者本人が電話を掛けることです。我が家は父親が欠席だったので、父親本人が学校へ電話を掛けました。
日時の通知メールやハガキに記載されている電話番号にかけるのが間違いないと思いますが、電話番号が書かれていない場合でも、HPに記載されている番号に電話をして「受験予定者であること」「面接日程について相談したい」旨を伝えればつないでもらえます。
電話をかける際に用意しておくべきなのは、「受験番号」と「学校から指定された面接日時」です。
参考までに我が家の場合、どんな風に電話を掛けたのかご紹介しますね。
📞「私、この秋に御校を受験予定の〇〇の父の〇〇と申します。面接日時についてご相談したいのですが、ご担当者様はいらっしゃいますか?」
📞「受験番号は〇〇、面接日時は〇〇です。私は〇〇の仕事をしていて、御校にご指定いただいた日時は〇〇の予定があり、どうしても現地に行かなければなりません。御校への入学を強く希望しており、できれば面接日時を変更していただけないかと考え、お電話いたしました。誠に勝手なお願いで申し訳ありません。」
結果、「日時の変更は受け付けられないので、お母様のみでご来校ください」と言われてしまいました。
欠席者からの手紙を用意しましょう!
父親(または母親)の欠席が確定したら、欠席者からの手紙を用意しましょう。
面接の冒頭で欠席について謝罪するとともに「一筆預かっている」と伝え、面接官にその場で手渡すためです。当然ですが、手紙は欠席者本人が書くようにしたいですね。(我が家は夫に書いてもらったところ、慣れない筆ペンを使ったせいか?まるで脅迫文のような字体になってしまい、後でこっそり私が書き直しました・・・)
手紙の文面も参考までに記載しますね。書くべき内容は「面接を欠席することへの謝罪」「欠席理由」「簡単な自己紹介」「志望理由」の4つです。
※実際には、縦書きの便せんに筆ペンで書きました。手紙の書き方の基本的な形式については、ネット等で確認してくださいね!あくまでどんな内容を書くのかのみ参考にしてください。
謹啓 この度は娘の入学試験にあたって面接の機会をいただいたにもかかわらず、出席が叶わず心からお詫び申し上げます。
本来であれば貴校の面接を最優先にすべきところ大変心苦しいのですが、私は〇〇の仕事をしていて、ご指定いただいた日時はどうしても〇〇へ出向かなくてはならなくなりました。
私は普段、〇〇として、〇〇の仕事に従事しております。仕事を通して海外とのやりとりも多く、日頃から国際的な視点を養うことの大切さを痛感しております。貴校が国際性を身に付けることを重視しており、〇〇や〇〇といったプログラムがある点に大変感銘を受けました。
ぜひ貴校において娘をご指導賜りたいと強く願っております。何卒よろしくお願いいたします。
末筆ながら、貴校の益々のご発展を心よりお祈り申し上げます。 謹白
令和〇年〇月〇日 (氏名)〇〇 〇〇
〇〇小学校面接ご担当者様
手紙が完成したら、便せんを三つ折りにして封筒に入れ、封筒表に「〇〇小学校面接ご担当者様」と書き、封筒裏面に氏名を記載し、封をせずに持参しましょう。
ちなみに、便せんは縦書き無地のものを使用しました。封筒も鳩居堂の無地のものが自宅にあったのでそちらを使用しました。
面接当日の手紙の渡し方
まず面接を行う部屋に入り挨拶が済んだら、「夫(または妻)が出席できず、大変申し訳ありません」と自分から切り出しましょう。そして「一筆預かっておりますので、お目通しいただけると幸いです」と伝え、手紙を面接官に手渡します。
その場で読んでもらえる場合もありますし、後で校長先生に渡す等、対応は学校ごとに異なるかと思います。

最後に
ただでさえ緊張するお受験の面接、両親どちらか一方が出席できないとなるとさらに緊張してしまいますよね。でもきちんと対応すれば、学校側も理解を示してくれると思います。
実際に私が手紙を手渡した際にも「先日はお電話いただきありがとうございました。ご事情は理解しております」と言ってくださり、和やかな雰囲気で面接が進みました。
発熱やケガで急遽欠席しなければならないこともあるでしょう。事前に対応方法について知っておいて慌てずに行動できると良いですね!